過労死・過労自殺(自死)・労災専門の弁護士が共同運営,弁護士による過労死・労災相談室

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ご相談者の声

絶対に労災に詳しい弁護士に依頼すべきだと思います。~K様(九州在住)~

ご主人が、仕事上のトラブルから精神疾患を発症され、お亡くなりになられたことについて、奥様から当相談室にご相談をいただきました。ご相談の結果ご依頼をいただき、労災申請を行い、無事に労災認定を受けることができました。また、雇用主との関係でも、話し合いの上円満に解決をすることができました。

お手紙の内容

とにかく何もかもが初めてのことで、何をどうしていいかわからない状態のときに、労災申請におけるポイントである事項を教えていただき、申請に至るまでをみちびいてもらいました。私たちが精神的にまいっているときに、自分の力だけで申請できたとは思えないし、プロの先生だからこそわかることがあるので、絶対に労災に詳しい弁護士に依頼すべきだと思います。

労災認定を受けることができるようになって経済的な心配がまったくなくなったことは、これからの家族の人生においてとてもありがたいことです。子どもが二人いますので、これから育てていかなければならないことを考え、労災認定される前の自分は精神的にあせってばかりいましたし、大きな不安を抱えていました。「労災認定」の一報を受けた瞬間に、肩の力が一気に抜けたことを覚えています。そして、やはり「主人が頑張ったんだ」ということを認めてもらえたことは、すごく私の心の支えになりました。私と子どもを残して先に旅立ってしまったことを、正直恨みたい気持ちもありましたが、主人のがんばりがあったからこそ今の私たちの生活がある、今でも主人が私たち家族を守ってくれているんだと感謝しています。主人は決して弱い人ではなく、やっぱり頼りになる人だったんだと、あらためて感じます。それと、主人も自分のがんばりが認めてもらえて喜んでくれていると思います。

労災申請をしようと決断したのは、主人のことが起こったとき、仕事のせいとしか思えなかったというのが大きな要因ですが、私の場合は、幸運にも周りの人たちの後押しがありました。「だめかもしれないけど申請だけしてみたら?」という感じでした。しかし、実際に行動するのは自分で、精神的にまいって何もする気が起きないときに行動することも、きついものがありました。

周りにせかされて、ホームページ(過労死過労自殺の相談室)を見て「とりあえず電話してみよう」と軽い気持ちで電話したことがきっかけでした。九州に住んでいますが、やはり労災のプロにお願いしたいという気持ちがありました。私は、労災申請をすることは、正当な権利だと思っています。判断を下すのは労基署ですが、少しでも労災ではないかと思われる事実があるならば、亡くなった方のためにもどんどん申請すべきだと思います。申請をしなければ何も始まりません。

そして、有り難いことに、主人の同僚が大きな力になってくれました。私が知らなかった会社のこと、私が知らなかった主人のがんばり、話してくださったことにとても感謝していますし、人と人のつながりの大切さを改めて感じることができました。主人の件は労災が認められるか微妙な案件でしたが、結果認められて、主人にも「私もがんばったよ」と胸を張って言えます。認められなくても「やるだけやった」という自分の中での決着がつけられたと思います。それと、私の中では、敵討というか「会社にも責任を感じてほしい」という思いもありました。そういう思いもあり、会社に補償を求めましたが、幸いに会社とも円満に話し合いが成立しました。

主人が亡くなったことは家族にとってとても悲しくつらいできごとで、決して忘れることはできませんし、子ども達にお父さんがいないのもとても残念なことです。しかし、このような状況の中でも、経済的に心配なく前向きな気持ちで家族一緒の時間をすごせることは幸せなことだと思います。本当にあの時行動してよかったと思います。

波多野弁護士のコメント

私(波多野)が九州のご自宅に訪問した際に、ご主人のご両親、依頼者である奥様のご両親が一緒におそろいになって、私の説明に真剣にお聞き下さったのが印象的でした(何とか奥様、孫たちの今後の生活を立ちゆくようにしてあげたいという気持ちが伝わってきました。)。何度も申し上げていますが、偏見や思い込みや間違った知識から、やみくもに反対されてしまうケースが多いだけに、このことだけでも光明の見える事件でした。

受任段階では、弁護団の認識もご本人の経験談でもご指摘されているとおり「微妙な」(難しい)事件と正直思いました。

単発の業務上の出来事によって一挙にうつ病を発症した事案であるため、このできごとの立証をどこまでできるかにかかっていますが、このできごとは客観的な証拠が残りにくいものであったため、見とおしは厳しいとしか言いようがありませんでした。ここでもご遺族の直感が正しい、という経験則を信じて取り組みました。

奥様もおっしゃるとおり、ご主人の誠実な仕事に対する取り組み、お人柄もあり、何度か出張して調査するたびにできごとの実態が明らかになっていき、労災申請する段階ではうまくいけば認定されるかも知れないというところまで行きました。

弁護団としても、認定された時は本当に嬉しかったです。

ちなみにこの方の件は九州という比較的遠方(大阪や京都からすると)ですが、地理的ハンデは全くといっていいぐらいありませんでした。調査や労基署への説明や依頼者の方との面談を含めて、九州への出張は3、4回程度で、調査の日程も奥様になるべく効率的に一度で済むように、調整してもらうようにして、極力密度の濃い出張にするように心がけました。

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