過労死・過労自殺(自死)・労災専門の弁護士が共同運営,弁護士による過労死・労災相談室

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ご相談者の声

この先生方のおかげで最後まで頑張れました。~香川 朋美様(大阪府)~

夫を過労死によって亡くされた奥様からのメッセージです。

波多野弁護士が他の弁護士とともに取り組み、労災認定を勝ち取ることができました。

お手紙の内容

先生はとても親しみやすく、本当に親身になって相談にのっていただきました。

裁判中、正直私自身何度もくじけそうにもなりましたが、先生方が必死になって取り組んで下さったので、私も最後まで頑張れたと思っています。

労災認定される前は、やはり二人の子供たちを一人で育てていかなくてはならないので、いろんな事が不安でした。

あの当時は、下の子どもがまだ6ヶ月の赤ちゃんでしたから、先の生活を考えると不安で堪らなかったです。

認定後は、大切な家族を失った淋しさはもちろんありますが、生活の補償はして頂きましたから、気持ちに余裕をもって子育てを頑張っています。今は安心に生活させていただいています。

確かに、労災申請や会社に対して補償を求めることは簡単ではありませんでした。

いろんな事で辛い思いや、悔しい思いもしましたが、やはりこれからの子供たちと私自身の人生を考えると、泣き寝入りはできないし、亡くなった主人も悔しいんじゃないかと思って、私は過労死による労災の申請もし、補償も求めました。

もし悩まれている方がおられたら、是非とも信頼できる弁護士の先生方に相談し、あきらめないで前に進んで頂きたいと思います。

あの時の事を今振り返ると、とても精神的にしんどかったというのが正直なところです。

でも、頑張って良かったと思っています。あの時はただ必死になって私の話を聞いてくださる弁護士の先生を探し、子どものため、過労死で亡くなった主人の名誉を守るため、がむしゃらでした。

裁判中はたくさん悔しい思い、聞きたくない相手側の話など、他にもありましたが、今は本当に頑張って良かった。そして信頼できる先生方にお会いできて感謝しています。

今、現在もたくさんの方々が私の経験したような問題を抱えていらっしゃると思います。たしかに大変な事ではありますが、できる限りのことをし、くじけず頑張っていただきたいと思います。

私の出会った、信頼のおける先生方とともに是非頑張ってください。

私は、この先生方のおかげで最後まで頑張れました。

本当に、ありがとうございました。

波多野弁護士のコメント

被災者の方は、建築現場の現場監督として現場から現場に渡り歩き、ご自宅に帰るのはほんとに数えるほどで、被災より1、2年前の給与明細をみると、優に100時間の時間外労働がありました。

しかし、労働実態は変わらないはずなのに、ある時期から記録上その残業時間数が半減してしまったため、立証に苦労する事案でした。

労災については直前1週間(徹夜勤務や夜勤などが集中していた)の過重性が認められ、労災認定がされました。

その後の会社との交渉は不調に終わり、民事裁判に突入しましたが、証人尋問後に円満に和解で解決しました。

認定理由は「直前1週間の過重労働」ということで、現在多く認められている1か月ないし6か月の長期間の過重負荷を理由とせず、認定基準改正前のいわゆる「一週間主義」基準で認められた事案でした。

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